こんにちは、オッキと申します。
前提として、以下の理由で民間企業から地方公務員に転職を考えている方へ
・年収アップしたい
・土日休み、定時上がりしたい
・スキルを身に着けたい
私も過去に4年間地方公務員として働いておりましたので、実体験から、理由を順番に説明してきます。
興味ある方は読んでいってください。
給料は下がることが多い
大抵の場合、民間企業より年収は下がります。(転職時の年齢、転職前の企業規模によります)
もしかしたら、公務員は高給取りのイメージが定着しているかもしれませんが
地方公務員は思っているより薄給です。
特に若手のうちは給料が低く、30歳でも手取りで21~22万程度、ボーナスも年間100万(手取り80万)程度です。※自治体の規模や結婚有無によって多少変わります。
年収にすると450万くらいです。
この年収が低いとは言いませんが、30歳で450万程度なら別に高給取りというわけでもないのではないでしょうか。
しかも、公務員の場合、一応、勤務評価制度はありますが、年功序列が色濃く残っているため、民間企業のように若手のうちに極端な高年収を狙えるような環境ではありません。
30歳で転職するとして年収500万くらいの水準であれば、それなりの民間企業に転職した方が達成する可能性は高いといえます。
※こちらの記事で地方公務員の「公務員の年収」、「お給料の内訳」、「ボーナスの内訳」について紹介していますので参考にしてください。
土日出勤、残業もそれなりにある
地方公務員に転職すれば、必ず土日は休みで定時で上がれるというイメージを持たれている方も多いかもしれません。
正しくは土日休みで定時で上がれる部署が一定数あるという感じですね。
公務員でも残業時間は、配属部署によって大きく左右されますので・・・
私の経験談ですが、普通に月100時間以上残業している部署も存在していました。
月100時間残業となると並大抵の民間企業より過酷といえるのではでしょうか。
また、多くはないのですが、繁忙期には連続して土日勤務もありますし、土日に市のイベントやボランティア活動に駆り出されることもありました。
ただし、総合的にみると公務員の休暇制度は恵まれていると感じました。
※こちらの記事で「公務員の休暇制度」について紹介していますので参考にしてください。
必ず土日は休みで定時で上がれるというイメージで転職すると、後々ギャップで後悔するかもしれません。
※こちらの記事では「公務員の残業時間とプライベートの充実度」についても紹介しています。
これといったスキルは身につかない
公務員は、基本的に定型業務が多く、これといったスキルが身に付きづらいです。
業務内でワード、エクセル、ドキュワークスなどのソフトを使用したりする機会はありますが、転職時に有利になるようなスキルは身につかないといえるでしょう。
実際に民間企業から公務員への転職は多くいるのに対し、公務員から民間企業への転職はごくわずかです。
もちろん、公務員にも優秀な人材はいますが、私の経験上、企画力、営業力、専門技術力、プレゼン技術といった能力は民間出身者の方が高い傾向があります。
公務員として生涯働く覚悟があれば良いのですが、将来的に転職をするかもしれないという方は、民間企業の方が社会人スキルを高める機会が多くあると思います。
【余談】本当に安定しているかはわからない
これまでは、公務員になれば、「安定してお給料が貰える」、「解雇されない」、「退職金は民間より多く貰える」といったことがあったと思います。
現にコロナ渦で世の中が混乱している中、公務員のお給料がカットになったとか、解雇になったという話はあまり聞きません。
ただし、今は安定していても将来的にはどうなるでしょうか。
現在、日本の高齢化人口は3割程度となっており、この先日本の人口が減少していくのは確実です。
公務員のお給料は税金から支払われていることを考えれば、今後人口減少により徴収できる税金が減るわけですから、公務員の人員削減、給料カットも全然あり得る話だと思います。
現実として公務員が貰える退職金は年々減っています。
一昔前、公務員の退職金は3000万程度ありましたが、現在の退職金は2000万~の水準で、今後段階的に減っていき20~30年後には、1000万前後になることが予想されています。
まとめ
今回は、民間企業から地方公務員に転職する際に押さえておきたいデメリットを説明しました。
・土日出勤、残業もそれなりにある
・これといったスキルは身につかない
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